銀色の詰め物を歯の色に合わせた樹脂に変更
(費用の目安は1.5万円~3万円ほど)
ダイレクトボンディング法とは、いわゆる銀の詰め物ではなく、レジン(歯科用の樹脂)を利用する治療法です。すきっ歯や欠けてしまった隙間を埋めるなど、様々な症状にも利用できます。しかも、低価格な上に一度の来院で治療できるため、患者さんにとってメリットの多い治療法です。
当院では「確立された美の創造」と「美の長期安定」のテーマをもとに審美治療を行なっています。審美治療の目的は、歯の色や歯並びなどを改善し、患者さんにとって理想的な口元を再現することです。
そのためにはフィーリングではなく、正しい美の理論を踏まえた治療が理想であると当院は考えています。では、次に当院が行なっている審美治療についてご紹介します。
理想的な美しさは、しっかりとした理論に基づいてこそ実現できるものです。
具体的には以下のように行っています。
笑ったときに描く下唇のアーチと、歯並びのアーチを同じラインに一致させることで口元の美しさが確立されます。
著者: 山崎長郎 クインテッセンス出版: エステティック クラシフィケーションズより引用
人がものを見たときに「美しい」と感じる比率をゴールデンプロポーション(黄金比)と言います。この比率は古代のピラミッドから、現代ではAppleのロゴやクレジットカードにも採用されています。そしてこの黄金比は、歯並びの美しさにも当てはめることができます。
顔の中心を縦に通る線を正中線と言います。右の画像では、正中線と前歯の隙間がズレているのがお分かりいただけるでしょうか。この正中線と前歯の隙間を一致させることで、左右のバランスが取れた口元になります。
「生物学的幅径」とは、画像のように骨から歯肉までの2〜3mmの幅を指します。これは見た目の美しさにも影響する重要な要素です。そのため、歯茎が見えすぎてしまうケースには歯茎の幅を狭くして見た目を整えることもできます。
審美治療において大切なことは、患者さんはもちろん他人が見ても魅力的な口元を再現することです。そこで当院では、精度の高い治療を行うために以下のような流れで治療を行なっていきます。
「治療前のカウンセリング&ヒアリング」
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「シミュレーション模型で仕上がりイメージを確認」
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「イメージした歯を仮歯で最終確認」
お互いのイメージを確認せずに治療を開始すると、完成した時に「想像していたのと違う」となる可能性があります。そのためにも、すべての工程で歯科医師と患者さんのイメージを一致させることが重要になります。
まず、時間をかけてカウンセリング・ヒアリングを行い、患者さんのお悩みや理想の状態などを確認させていただきます。模型や症例をお見せすることで、患者さんが具体的にイメージしやすい工夫も行なっています。
患者さんの歯型から模型を作り、仕上がりのイメージをご確認いただきます。この工程によって、歯の大きさ・形・歯並びなどがより具体的になり、患者さんと歯科医師のイメージを一致させることができます。
必要に応じてワックスで作製したテスト用の仮歯でイメージを確認することもあります。これは、仕上がりの歯並びをより明確にできるだけでなく、本番前の最終調整も行えるというメリットがあります。
詰め物や被せ物を装着する際、天然歯との間に「隙間」が生じることがあります。隙間があると、そこから虫歯菌が入り込み、見えない所で虫歯が進行してしまいます。
下の画像は、他院で治療された患者さんの症例です。一見、詰め物を外してみると中が虫歯になっていることがわかります。
菌が入り込む隙間を作らないことがポイントになります。そのためには肉眼ではなく、高倍率ルーペで視野を拡大して治療する必要があります。
虫歯治療などで一般的に使用される銀歯は、人によっては金属アレルギーを引き起こしたり、溶け出した金属で歯茎が黒ずんで変色したりもします。この黒ずみはメタルタトゥーとも呼ばれ、レーザーや薬剤を使った処置をしないと改善できません。
せっかく虫歯を改善しても、治療が原因で身体に悪影響が出てしまったら意味がありません。当院ではリスクのない安全な素材をお選びいただくことができます。
ジルコニアセラミックは、セラミックの中でも特に審美性に優れた素材です。また、ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど、耐久性に優れています。そのため、奥歯や食いしばる力が強い方にも利用されることが多いセラミックです。
オールセラミックは人の天然歯に色合いが近く、一定以上の強度もあるため様々な箇所に利用されています。ただし、ジルコニアほどの強度ではないため、食いしばりの強い方にはあまり向いていません。
ご紹介した以外にも、当院では様々な素材をご用意していますのでお気軽にご相談ください。
口元の美しさには「主観的な美」と「客観的な美」があります。主観的な美とは「自分だけが満足できる美しさ」で、客観的な美は「理論に基づいた美しさ」です。患者さん自身の満足度はもちろん大切なことですが、一般的に美しいとされる口元になることもとても大切なことです。
重要なことは、患者さんの希望と歯科医師が提案する美しさを掛け合わせることだと言えます。その結果、患者さんが求める「主観的な美」と「客観的な美」を実現することができると当院は考えています。
当院ではカウンセリングの際に、患者さんが希望する歯並びや気になることなどをお聞きします。そして患者さんの肌の色や口元に合わせてご提案を行います。
審美治療をお考えの際には「こんなこと言っても大丈夫かな・・」などの心配をせずに、どんなことでもお話しいただければと思います。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。